久しぶりの練習場レッスンで感じたこと

すみれ練習場

春の足音が聞こえてくると、ゴルフシーズンの到来ですね。先日、お天気に恵まれた暖かな日、60分間の練習場レッスンのために紫カントリークラブすみれコースへ伺ってきました。ここはラウンドレッスンではよく使わせていただいていますが、今回は久しぶりに練習場だけの使用でした。いつ来てもメンテナンスが素晴らしく、気持ちよくプレイができることは衆目の一致するコースですが、実は練習場も最高の環境にあることをご存知でしょうか。特に、プロのトーナメントが始まると、練習場打席を後ろに下げ、芝生から打てるようになるのです。プロは芝生から練習しないとですね。

すみれコース練習場全景

その日私は来場前に訪れ、久しぶりにゴルフクラブを振ってみることにしました。というのは、数ヶ月前のトレーニング中に左肩を痛めてしまい、ここ最近ゴルフクラブが振れない状況が続いていましたが、先週、ようやくお医者様から練習再開のOKが出たのです。まだ肩の違和感は残るものの、なんとかクラブを振れる状態に戻っていることを実感し、心から安堵をしました。もしかすると以前のようなプレイができないのではないか、自分のアイデンティティーであるゴルフを失ったらどうしよう、そんな不安が頭をよぎることも正直ありました。

レッスン風景

アスリートにとって怪我は切り離せません。ギリギリまで追い込まなければ勝つことはできないからですが、年を重ねていくと、自分の体をどこまで追い込むか、どこから労わるか、そんなせめぎ合いもあります。クラブを振れない日々は、ゴルフを長く続けるために必要なこととは何か、そんな事を考える貴重な時間にもなりました。

今は、本格的な春が訪れるGW頃を目処に完全復帰ができるよう、焦らずにゆっくりと取り組んでいくつもりです。

ゴルフはクラブを振ることだけが練習ではありません。筋力強化やストレッチなどをしっかり行って、体のメンテナンスも忘れないようにしてください。そして、気温や体調、日頃の疲れなどを考慮して、自身でコントロールをしながらプレイをすることも重要です。

これからも皆様が長くゴルフを楽しめますように。

      松澤知加子