鳥取県で開催のラウンドレッスンイベントへ伺いました。

9月初旬、鳥取県のスポーツ団体様からのオファーを受け、ラウンドレッスン・講演会・懇親会イベントのために鳥取県へ伺いました。出発日は、ちょうど沖縄地方に大型の台風が接近、停滞していたこともあるのか、鳥取米子空港へ直陸する間際に大きく機体を揺らし、肝を冷やしました。度々飛行機は利用していますが、天候が悪い時はやはり怖いですね。

そんな私を迎えてくれたのは、たくさんの「ゲゲゲの鬼太郎」。鳥取県は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげる先生の出身地ということもあり、「鬼太郎空港」と呼ばれるほどたくさんの「ゲゲゲの鬼太郎」の姿があります。その愛らしい姿が、旅の疲れと緊張をほぐしてしてくれますね。

今回のイベント会場は鳥取県の名峰、大山の麓にある「大山ゴルフクラブ」。空港から車で約50分行ったところにあり、関東で言えば箱根に当たるような自然豊かな高原の中にあるゴルフ場です。2021年「日本女子アマチュア選手権」が開催されるなど、数多くのトーナメントが実施されている名コースです。バックティーから7167ヤードPAR72、コースレーティング75.4 の難コースであり、設計は上田 治氏。東の井上誠一、西の上田 治と言われるほどの名設計家によるものです。

実はイベント開催に当たって、開催直前に関係者のコロナ罹患が発覚し、開催に待ったが掛かったと、後で聞きました。すぐに理事会で協議がされ、講演会は中止とするがラウンドレッスンは実施となったようです。ラウンドレッスンも18名参加予定が13名となるなど、ギリギリまで調整がされ、関係者や参加者を悩ませていたことに胸が痛みます。やむなく今回は参加ができなかった方々もいらっしゃると思いますが、次回こそお会いできることを楽しみにしていますね。

イベント当日は、沖縄地方の台風の影響もあって、大山は朝から雨模様。しかし7時30分からアウトコースとインコースに分かれてレッスンをスタートした途端、雨が嘘のように上がり、その後は降られることなくレッスンを行うことができました。

ラウンドレッスンには私の信頼おける後輩である、佐藤千紘プロにも手伝っていただきました。佐藤プロは明治大学出身の29歳の学士プロで、JLPGAステップアップツアーなどで幅広く活躍されています。実は私の息子の母校である、立正高校のゴルフ部でもコーチをしていただいている指導力に定評があるプロです。

今回のラウンドレッスンでは、ご参加いただいた方々のレベルが大変高かったことにまず大変驚きました。もう少しでエージシュートが出るくらいの実力者もいれば、300ヤード近く飛ばす方も数人いるほど。話を聞くと、特に誰かの指導を受けてはいないというお返事で、さらにびっくり。ゴルフは型では無い!と感じてはいましたが、まさに自己研鑽と自分研究で成し得た姿なのでしょう。その熱心さとさらなる高みを目指す姿に、私も学ぶところが多くあると頭が下がります。

今回はメンタル面、ショートゲームの精度をいかに上げていくかについて指導をさせていただきました。それは、いかに平常心を保っていくか、パターを打ちやすい場所を見つけて、どう狙っていくのかなどです。もちろん、それぞれの技術レベルや悩みなども踏まれてお話をさせていただきました。

プロであっても重要となってくるメンタルとショートゲームの精度。プロならではの視点と経験でアドバイスをさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。ご参加いただいた皆様のお役に立てたのなら嬉しいです。

余談ですが、今回はイベント前に時間のゆとりがあったことから、佐藤プロご推薦の鳥取砂丘近くにある「砂の美術館 砂で世界旅行・エジプト編」に立ち寄ってきました。ゆっくりと美術館へ行くのは久しぶりでしたが、砂で作った砂像彫刻の迫力に圧巻され、すっかり魅了されました。鳥取県には番組ロケで何度も訪れていますが、ゆっくり観光する機会がないので、今回の滞在は新たな鳥取県の魅力に触れられる機会になりました。

とても感動的な美術館でしたので皆様もぜひ足を運んでみてくださいね。

私は近日中、TV撮影のためにまた大山へ訪れる予定です。

松澤知加子