練習に行き詰まったら、実践してみて欲しいこと。
先月に続き、茅ヶ崎にあるスリーハンドレッドクラブでラウンドレッスンをさせていただきました。前回はまだ咲いていなかった桜がこの日は満開。素晴らしいゴルフコースと満開の桜の下で、テンションが上がりました。スリーハンドレッドクラブはその名の通り、日本の政財界や一流人300人だけが会員として組織される、超名門のメンバーシップコース。言うに及ばず、コースコンディション、従業員やキャディーさん達のマナーやおもてなし、そして食事‥‥、全てが最高級です。素晴らしいコースでレッスンができたことに感謝します。
今回は、読んでくださっている方だけに、ゴルフ上達のコツをお教えいたします。
ラウンドレッスンで皆さんにお話を伺うと、様々な施設でレッスンを受けているご様子ですが、「色々と直されて逆に混乱してしまう」「同じ指摘でも先生によって言い方が違うので戸惑う」「ユーチューブを見過ぎて正解がわからなくなる」「練習を続けていても上達している実感がない」など、多くの悩みを抱えていらっしゃることがわかりました。まず言えることは、やはり基礎的な練習を繰り返し、できれば信頼を置ける指導者の下で長い期間レッスンを続けられるのが良いように思います。結果が出ないと、教室や先生を変えたくなりますが、まずは辛抱!急がば回れ!これがゴルフ道であると私は思います。
研修生は1日1000球くらいのボールを打ち込みます。これはプロも然り。1年間で最低300日はボールを打ちますので、約30万球になります。納得が行かない日はさらに打ち込みますので、実際30万球以上になるでしょう。これほど打ち込んでいても結果を出せずに悩んでいるプロや研修生はたくさんいるのが現実です。もちろん皆さんにこの数を打ち込んで欲しいとは言いません。闇雲に打ち込んでいては怪我の原因になりますし、それほどの時間を作ることも難しいでしょう。
そこで今回は奥義を1つお教えします。先ずは自分の体型と似たようなプロを探し(男性は女子プロ、女性は女子シニアプロ)できるだけそのプロの真似をしてください。もちろん柔軟性、筋力、スイングなどプロと同じようにはいかないと思います。皆さんに真似して欲しいのはスイングリズムです。私も以前はメトロノームを使って練習をしていましたが、このリズムを重要視しているプロは多くいます。プロはドライバーからパターまで、常に同じルーティーンで同じリズムを作っています。一度じっくりと観察して、そして真似をしてみてください。リズムが一定になれば自然とスイングも安定してくるはずです。
今後もワンポイントアドバイスをさせていただきますので楽しみにしていてください。
松澤知加子